速筆作家はなぜ速筆なのか考えてみる
昔から筆の早い漫画家、作家が好きな傾向がある。
理由は単純で、純粋にコンテンツの量が多いから=たくさん読めるから=楽しい時間がたくさん続くからである。
漫画家なら東村アキコ先生とか、作家なら森博嗣先生や西尾維新先生。
なぜ彼ら彼女らは、筆が早いのだろう?
速筆を考える
一般的に文章を書くときは
書くことを考える→それを絵、文章にする
のくり返しだと思う。
つま速筆とは、書くことを考えることと、それをアウトプットするスピードが速いということなのじゃあないだろうか。
頭の速さと手の速さとでも表現しようか。
ではどうすれば頭の速さと手の速さは向上するのか?
どっちも遅いぼくだから結論づけるのは難しいけれど、結局は量なのかなと。
東村アキコ先生の漫画、かくかくしかじかには高校時代、嫌というほどデッサンさせられていたことが描かれていたし。
西尾維新先生は、デビュー前に、二年間で十本以上の作品を投稿したいたらしい。
(なんとクビシメロマンチストを3日で書き上げたとか)
量を頑張った結果、物語をつくる脳ミソと、手の速さ両方が加速度的に進化して、進化する。
そういうことではないかと思う。
書いてて思ったけど、そういう努力の跡が見えるから、筆の速い漫画家、作家がぼくは好きなのかもしれない。
あと、たぶん自分なりの物語とか、キャラクター作りの型があるのだろうなと思う。
0から考えるというよりも、ある程度自分なりの公式があって、そこに何かを当てはめているというか。
数学で言うならば
X+Y=いいキャラクター
的な。
ここまで大雑把ではないだろうけれど、あとはXとYに数字を入れるだけ的な、そんな感じなのではないだろうか。そうでないと、説明がつかない事もある。人外、化け物だと言わざるをえない。それが才能というものなのかもしれないが――。