【羽川翼?】掟上今日子の色見本【感想】
忘却探偵シリーズはほぼ全て読んでいるので購入した。
あらすじ
「掟上今日子は預かった。返して欲しければ、十億円用意しろ」置手紙探偵事務所唯一の従業員・親切守が受けた、突然の脅迫電話。天涯孤独の忘却探偵を救い出せるのは自分だけ。今日子さんのような推理力はもたないけれど、彼には今日子さんとの「記憶」がある。手探りで捜査を開始する守。一方、今日子さんは犯人のもとで目を覚まして――?純白の置手紙探偵事務所VS. 漆黒の誘拐犯! 頭脳戦の結末は!?
面白かったけど、基本的に推理要素はほぼなかった。今日子さんを主人公兼ヒロインとした、冒険譚?誘拐もの?だ。
語り手は親切守という、掟上今日子探偵事務所の警備員。隠盾さんも一応は出てくるのだか、アドバイザー的ポジション。
今日子さんも凄いけど、親切さんも相当に頭がキレる人だなと思った。
推理というか、発想に少し無理があるなとも思ったが、最終的に今日子さん曰く
「数打ちゃ当たる戦法だった」らしいので、一つの案が別に上手くいかなくてもよかったのだろう
作中で、今日子さんの過去に作中で一度触れるのだが、それが化物語内のあるいちキャラクターを彷彿とさせるものだった。
掟上今日子=羽川翼なのか?
今日子さんの口から語られたのは二つ。
- 「かつて戦闘機並みのお値段がついたこともある」
- 「海外を放浪していた時期がある」
お気づきだろうか?
その記録は、あのキャラクター。羽川翼と、大いに酷似する。
忘却探偵シリーズの過去作でも、羽川翼を思わせるシーンはたくさん出てきた。
あと、アニメの声優が同じとか。
(堀江由依)
しかし、あくまで推測の域をでない。
掟上今日子=羽川翼ということが、確定事項として、決定したわけではない。
今後の展開次第では、明らかになるかもしれない過去。
それが今から、大変楽しみだ。