上京してから

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突如開幕!!女友達との同居生活①


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美希(19歳 仮名)という女友達が仕事をバックレた。

 

バックレた理由は上司からの厳しい叱責。

看護師をしていたのだが、命に関わる仕事というのは、やっぱり大変らしい。毎日めちゃめちゃ怒られるそうだ。

 

住居は実家。

 実家には上司が来るかもしれないし、友達も少ないときてる。結果どういうわけか、ぼくの家に同居する事となったのだ。

 

家というか、部屋に。ワンルームに。

 

今こうしてベッドで寝ている横に、布団を敷いて眠っている。知らなかったけれどいびきがうるさい。がががだか、ごごごだか、音が響いている。

 

ぼくは学生で、彼女は社会人。(元)

明日からはニートである。

ニートというか、無職。

働く意思はあるそうだ。

 

突然来訪したと思ったら、背中には大きなリュックサックをしょっていた。中に何が入ってるのかと思えば、大量の衣服だった。二、三日どころではない。1ヶ月ぶんの衣服は充分に賄えそうだ。

 

……いや。

別にぼくの頭はおかしくなっていないし、統合失調症なわけでもなければ、二次元と三次元の区別がつかにいタイプの人間ではない。

 

そういう妄想は、十年前に引退した。

 

だからこれは現実なのだ。

明日からも続く、現実。

隣で眠る彼女を横目に、大きな不安と小さな期待が枚挙する。一寸先は闇であり光。つまるところ人生は何があるか分からない。迷わず行けよ、行けばわかるさ。

 

彼女は言った。

「男女の友情はあるよね!?」

 

ぼくは答えた。

「あるよ」

 

……あるよ。

 

^^