上京してから

本と映画と漫画と人

好きな女の子が、ぼくに興味ないという話

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いちご100%。ぼくの青春



ぼくは現在大学生。好きな女の子も大学生で、出会ったのは数か月前。場所は某女子大学の文化祭。ぼくから声をかけた。数ヶ月かけて、やっとではあるものの、二人で遊びにいける関係になることが出来た。

 

今日も新宿で、鍋を一緒に食べた。

春だというのに凍えてしまうぐらいに寒く、辛めのキムチ鍋が、とても美味しかった。

 

ぼくはキムチ鍋を食べながらも、女の子へ話しかける。ぼくの理想というか、会話に対する考え、それは、話しを振って聞くという、キャッチボールの関係性。もちろんぼくはキャッチャー。相手には思う存分、話したいことを話してもらう。

ぼくも話したいことはたくさんあったけれど、それでも我慢する。自分の話をするのは、相手に話すことがなくなった後でいいと、そう考えているからだ。

あくまで相手を楽しませる。それが彼女の心を手に入れるための、最短距離だとぼくは考えたのだ、けれども。しかし。

 

彼女はずっと、携帯をいじっていた。

画面を覗き見ると男からのラインで、引っ切り無しに画面が点滅している。

ぼくは話しかける。

彼女も無視をするわけではない。

「うん」「へぇ」「そうなんだ」「あはは」

口は笑顔を作っていても、目は笑っていない。

優しい子なのだろう。反応してくれている。

しかし興味は、携帯の向こうの誰かに向かっているのが分かる。

 

ぼくは悲しかったけれど、それでも話しかけた。語り掛けた。

彼女は空虚な反応をした。

ぼくら二人を隔てる障害は、机一つの筈なのに、携帯の向こうの男とは、ずっと距離が離れている筈なのに。それでもぼくと彼女の距離のほうがずっと離れている気がするのはどうしてだろうか。

 

それでも話しかけるぼくはまるで、売れないサーカスのピエロのようで、どこか笑えてきてしまう。その挙動を隠すように、ぼくはキムチ鍋を啜った。

 

そんなある日の出来事。


くそが!